呪術廻戦 Raw Chapter 60

第60話で、戦場に「最強」が降臨する。伏黒恵が魔虚羅の調伏に賭け、虎杖悠仁の体内で宿儺が覚醒するまさにその時、五条悟の「領域展開・無量空処」が敵性領域を強制解除する。一瞬で状況を掌握した五条は、敵参加者を圧倒的な力で制圧。これにより、局地的な「死滅回游」は終結し、一般人は救出される。しかし、五条はこの事件が全局の“序幕”に過ぎないと看破。一方、戦いで力を示した宿儺は、より大きな興味を抱き始める。事件は収束したが、未来への禍根は確実に残された。

虎杖と釘崎の前に立ちはだかったのは、九相図の末弟・血塗と兄の壊相。壊相の術式「腐蝕」は、血液に触れた者を内側から蝕む恐ろしい力で、虎杖も釘崎もその血を浴びてしまう。毒に侵されながらも、釘崎は自分の腕に釘を打ち込む「共鳴り」で反撃の糸口を掴む。相手の血が兄弟を繋いでいることこそが、逆転の鍵だった。制限時間内に決着をつけなければ、二人とも血の毒に倒れてしまう。釘崎の笑みには、相手を怯ませるほどの狂気が宿っていた。

釘崎野薔薇の狂気と機転が光るバトル回。呪術廻戦 第60話 ネタバレとして語られることの多い彼女の反撃は、一読の価値がある。兄弟の絆を利用した術式の応酬は、本作屈指の頭脳戦でもある。また、壊相と血塗の息の合った連携や、九相図という存在の異常さも印象に残る。読む者を飽きさせないテンポの良さも、この戦闘の魅力だ。次回、追い詰められた兄弟と、黒い火花を散らす二人の姿に注目だ。

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